【滋賀県】3分でわかる過去の大地震「姉川地震・濃尾地震・伊賀上野地震」

滋賀県

滋賀県は地震の話をあまり聞きませんが、決して地震が起きない地域ではありません。過去には大きな被害を出した地震がいくつもあります。その中から3つの地震を紹介します。

1909年 姉川地震

地震の概要

1909年8月14日午後3時31分、滋賀県北東部を震源とするマグニチュード6.8の地震が発生。この地震で滋賀県内の震源付近では最大で震度6程度の揺れがあったとみられています。

 被害

被害は滋賀県と岐阜県に集中し、中でも滋賀県では1,000棟近い建物が全壊したほか、約70か所で土砂崩れが発生しました。中でも滋賀県虎姫町(現・長浜市)では全体の建物の7割に被害が出ました。この地震による滋賀県内の死者は35人。

1891年 濃尾地震 

地震の概要

1891年10月28日、濃尾地方を震源とするマグニチュード8.0の地震が発生。滋賀県や岐阜県、愛知県、それに福井県で震度6以上の激しい揺れがあったとみられます。内陸の活断層を震源とする地震としては国内最大規模です。

 被害

被害の中心は現在の岐阜県と愛知県でしたが、震源に近かった滋賀県でも大きな被害が出ました。滋賀県内だけで404棟の建物が全壊し、6人が亡くなりました。

1854年 伊賀上野地震

地震の概要

1854年7月19日午後2時ごろ、三重県伊賀市付近を震源とするマグニチュード7程度の地震が発生。滋賀県や三重県、それに奈良県で震度6程度の激しい揺れがあったとみられます。

 被害

震源に近い滋賀県南部ではところにより震度7に達していた可能性も指摘されており、大きな被害が出ました。滋賀県内の被害について詳しいことは分かっていませんが、この地震では全体で約1,500人が犠牲になりました。

まとめ

滋賀県には規模の大きな地震を引き起こす活断層が複数存在します。また可能性としてはかなり低いですが、琵琶湖で津波が発生する可能性もあります(過去には数m程度の津波が発生た痕跡も残っています)。自分は大丈夫と思い込まずに、日ごろから地震に備えましょう。

 
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