【島根県】3分でわかる過去の大地震「昭和南海地震・浜田地震」

島根県

日本海側に位置する島根県ですが、過去には南海トラフ巨大地震によって大きな被害が出たこともあります。過去に島根県を襲った地震の中から3つの地震を紹介します。

1946年 南海地震 

地震の概要

1946年12月21日午前4時19分、南海トラフの紀伊半島沖から四国沖までを震源域とするマグニチュード8.0の地震が発生。三重県や高知県、岡山県、兵庫県淡路島で震度6の激しい揺れを観測しました。2年前には南海トラフの東側で「昭和東南海地震」が起きています。ほかの南海地震と区別するために「昭和南海地震」と呼ばれています。

 被害

この地震では太平洋に面している地域だけではなく、日本海側でも地震の揺れによって大きな被害が出ました。島根県内だけで139棟の建物が全壊したほか出雲大社などでも被害が出るなど、各地で被害が相次ぎ、県内で9人が死亡しました。

1872年 浜田地震

地震の概要

1872年3月14日、島根県浜田市の沖合を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生。島根県では浜田市などで震度7相当の非常に激しい揺れがあったとみられています。

 被害

島根県に被害が集中し、全壊家屋4,506棟、焼失家屋230棟の大きな被害となりました。また各地で土砂災害が発生し、6,000か所以上に上りました。またこの地震の直前に海水が大きく引いたという記録も残っています。この地震による死者は551人。

 

まとめ

あまり知られていませんが、島根県にも活断層が存在します。さらに、活断層がない場所でも地震が起きることがあります。「自分は関係ない」と思い込まず、いつ地震が来てもいいように、家具を固定したり、食料を備蓄するなど、できることから備えを進めましょう。

 
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